相手に完璧を求めてもいいことはない
日本人はとても意識の高い民族だと思います。思いやりの精神で常に相手の気持ちに立って考え、商いをする人は常に顧客ファーストでよりよいサービス向上に日々精進していると思います。よく感じるのが日本製の製品の梱包と海外製の製品の梱包の違いです。
日本製の梱包は届いたときに商品が開けやすく少し切り込みが入っていたり、引っ張ればフィルムが剥がれるようになっていたりと、相手側の立場に立って考えられているのが当たり前のようになっていますが、海外製の梱包だと、異様に開けづらかったり、フタが硬くてドライバーでこじ開けるような経験をしたことがあります。日本の製品だとまずそんなものにはお目にかからないのでビックリしました(笑)。
そんな時に、普段開けやすい事が当たり前に感じてしまっている僕は、開けにくいことに苛立ちを感じてしまったり、これだから海外製は…なんて、海外製品を下に見てしまうような自分に遭遇してしまい、はぁ!っとイライラが隠せませんでした(笑)。
よく考えてみると、普段いかに恵まれているかということがわかると思います。こんな些細なことでも普段当たり前にしていることが少しできなくなっただけで、これだけストレスがかかるんです。恵まれていることを忘れずにいないと、豊かなことが不幸に繋がっていってしまうという紛れもない事実だと思います。
このように考えると、このストレスを相手にぶつけるというのは筋違いだと僕は思いました。顧客ファーストはとてもいいことなのですが、受け取る僕、顧客側もしっかり感謝して受け取らなければバランスがとれないのではないか?と気づきました。
相手に完璧を求めるのではなく、自分もしっかりと感謝して受け取ることができるか?いいサービスを求めるならいい顧客であれ、逆にいい顧客であれば、自ずといいサービスを受けられるのでは?という考え方にすれば、相手にストレスをぶつけるという不幸な出来事もなくなるのではないかな?と思いました。
あたりまえという考え方は極力なくした方がいいと思っています
これも過去記事でも何度も書いているのですが、「あたりまえ」という考え方は極力なくした方がいいと僕は思っています。
先日あっちゃんと大雨の中、人生初キャンプに行ってきました。人生初の体験だったのでかなり身構えていたのですが、思ったよりも快適に過ごすことができました。ただ、宿泊がバンガローだったので、トイレに行くのに外に出て行かなければいけなかったし、外は真っ暗なのでランタンをもって大雨の中合羽を着てトイレに行きました。
この経験をすることによって、自分の家というものがいかに快適であるかということが再認識できたと思います。トイレに歩いて数秒、雨風もしのげますし、トイレで虫におびえながら用を達することもありません。キャンプに行ってこのことに気付けて本当に良かったと思います。
あたりまえの精度というお話も以前にさせていただきました。自分であたりまえにできていることについて疑い、追究するという事なのですが、つまりこれも、あたりまえを排除するという考え方に繋がっていくと思います。
ちょっとしたことに気付くだけで、人生は好転させることができると僕は考えています。自分の普段意識していない部分にちょっと意識を向けるだけでたくさんの気づきが得られると思うので実践してもっと自分のしあわせを追究していきたいと思いました。
撮影地:茨城県 大洗磯前神社