白樺王子の愛するブログ

ほんとうのしあわせのために

【自分研究】「あたりまえ」を追求すると新しい自分に会える

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あたりまえの精度

僕はスキーが趣味で、これは一生続けていきたいと思っています。なぜ好きなのか?はわかりません(笑)。生まれつきなのか、気づいたら大好きになっていました。雪山の美しさ、滑るという雪の上でしかできない体験、この2点がぼくの心を掻き立てます。そして中でも僕はコブコブを滑るのが大好きで、ゲレンデでコブを見つけるとそこばっかり永遠に滑ってしまいます。

スキー自体は初めて履いたのが、小学生4年生、それは母親の会社の人が主催する旅行についてった時に2,3回滑っただけでしたが、やたら寒くて、寒さのあまりちびってしまったという記憶しかありません(笑)。その後、高校の修学旅行でスキー合宿、大学生の体育合宿となにかとスキーをする経験があり、楽しさを知りました。そして社会人になってから、スキー好きな人に誘われてついていくようになり、やがて自分から行くようになりました。今では、一人でも行ってしまうほどのめり込み、シーズンパスを買って通うほど、どっぷりはまっています。

そんな僕は、コブコブがどうしても滑れなくて、でも上手い人を見ると、平気な顔して簡単そうに滑っていて、どうしてできるんだろう?と不思議でした。でも、中に入ると全く自由がきかなくて、これはプロが滑るもんだ、モーグル選手がかっこよく滑るもんだ、と思って自分には関係ないと思っていたのですが、ある日、どうしたら滑れるようになるのかな?となんとなくユーチューブで検索をかけて調べていると、僕の目にあるインストラクターの方の動画が目に留まりました。

何がすごいかって、まるでそこが普通の斜面か?と思うくらいに、ゆっくりと優雅にコブコブを滑っているのを見て、え?こんな滑り方ができるの?と自分の目を疑うような映像でした。そしてその映像の中で、僕の心に何か火が灯ったような感覚が走った一言を発していたのです。

「あたりまえの精度が低い」

要するに、何もないきれいな斜面では普通に滑れるのに、条件が悪くなったら滑れなくなるのは、普段何気なくやっている止まる、滑る、曲がるといったあたりまえの精度が低いからだというのです。確かにその方の映像で言っていることは、滑って止まるということを突き詰める、といった内容のものでした。いろいろな人の動画を見て学ぼうとしていましたが、僕はこの一言を聞いて、この人に習いたいと心の底から感じたのでした。

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この一言は僕の人生に大きく影響しました

僕はスキー以外にも普段やっている自分の仕事や生活、いろいろなところであたりまえにやっていることに精度が低いものはないか?と考えるようになりました。例えば食器を洗うときに、もっと早くきれいにする方法はないかな?とか、車の運転でも、確認に不足はないか、確実にきっちり確認ができているか?と、自分のあたりまえを見直すように心がけるようになりました。

僕が、この視点で考えるようになったときに一番痛感したのは、コミュニケーション力のなさです。会話って最もあたりまえにしていることだと思うのですが、相手の話を聞く、自分の思いを伝えるということの難しさを改めて感じるようになりました。

そして、こういった視点を持つようになって感じたのは、自分を俯瞰して見る、自分というものを客観的に見る能力が高まるな!ということでした。そして、突き詰めていくと、自分で気づいていないことがいっぱいある、まだまだ知らない自分の世界がたくさんあるんだという、ワクワク感のような感情が湧いてくるのです。

自分が簡単にできると思っているものでも、実はもっともっと奥が深いところまで考える余地があると思ったのです。それ、本当にできてるの?と考え始めると、出来てるの定義とは?とか、堅苦しい考えになってきてしまうのですが(笑)。

そして、何かを極める人というのは、こういった視点で「出来てる」の定義をどんどん向上させていく人なのかな?とも思いました。

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健康にもいい影響が出ました

僕は2年前の夏から去年の初夏ぐらいまで1日5キロのウォーキングを日課にしていました。ほぼ1年間、毎日歩き続けたと思います。雨の日も防水対応の恰好で、台風の日も、雪の日も、旅行中も夜寝る前にあたりを散策しながら、とにかく狂ったように継続していました。ケガをしてドクターストップがかかって、辞めてしまいましたが、飽きっぽい面倒くさがりな僕が、なぜこれほどに継続できたかというと、「歩く」という当たり前の行為を追究すると、自分がいかにバランスが悪い歩き方をしているかということがよくわかり、改善していくことで、いろいろな健康へのいい影響が出るのが顕著に感じられたからです。

まずぽっこりお腹はなくなり、体重は減り、貧血改善、毎年要検査の健康診断も健康判定が出るようになりました。体力も上がって長距離歩くのも苦でなくなり、良いことづくめでした。

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そして成功者になっていました

歩くって普通は無意識だと思うのですが、どの筋肉を使ってとか、左右の動きの差とか、いろいろ意識的にやってみると、もっと楽に歩けるように、加齢による衰えにも対応できる歩き方を研究、かっこよく歩くには、というような向上の余地がいっぱいあることに気づきました。

そして、自分の理想をイメージして、そこに近づいていくように意識していると、継続するたびに、昨日より足が軽くなった!とか、先週より早く歩けるようになった!といったような向上を感じることが、新しい自分を得た喜びに繋がっていきました。こうしたあたりまえの行為を追究するというのは、自分研究そのものだと思っています。

「昨日の自分より向上したら成功者」という言葉を斎藤ひとりさんがおっしゃっていましたが、まさにその通りだと思います。毎日をより豊かに過ごすために、自分のあたりまえを向上させて、楽しい自分創造をしていきたいと思いました。

本日も堅苦しい話に最後までお付き合いいただき、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。

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撮影地:群馬県、榛名湖 湖畔