白樺王子の愛するブログ

ほんとうのしあわせのために

【自分研究】考えることからしあわせの創造がはじまる

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自分の中に棲む悪魔

僕は無意識でぼーっとしていると、誰かと言い争う妄想をしていることがあります。これは、意識しているわけではなく、自然とやってしまっていることです。特に仕事をしているときや、何か自分の中に罪悪感のような感情があるときに顕著に出やすいです。

これは自分の潜在意識に、自分が悪者になるのは嫌だという思いがあり、だれに何を言われたわけでもないのに、その罪悪感のような感情を正当化しようという自分が出てきて、責めてくる意識下の存在と戦っているのだと思います。

私は小さいころ、両親が離婚し、父親の顔をほとんど覚えていません。母の実家で育った僕は、祖父が父親代わりのような存在でした。子供のころは優しい祖父が大好きでしたが、大人になるにつれてだんだんとあたりが厳しくなってきて、気付けば文句ばかり言っている祖父になっていました。祖父も、母親もそうですが、私を肯定することはあまりなく、否定の方が多い家庭でした。唯一、僕の存在を全肯定してくれるのは祖母だけでした。そんな祖母も72歳という若さで他界し、僕を全肯定してくれる唯一の存在は早々といなくなってしまいました。

そんな環境で育ってきた僕は、やはり否定癖があり、人を見下す視線を持ってしまいます。自分では意識していないところで、危うい発言をしてしまうことがあり、大人になり空気を読めるようになってからは、場の雰囲気を盛り下げるのが嫌で、あまり発言しなくなっていきました。

口は災いの元ということわざをすっかり定着させ、一言一言、自分の中で言っても平気なことか考えながら話をするようになっていき、どんどん頭で考えてから言葉を出すことが癖になって、急に話を振られても会話がうまくできない、やがて話をするのが億劫になっていき、人との関わりを遠ざけるようになっていきました。

喧嘩をするつもりでもなく、笑顔に包まれて幸せに生きていきたいだけなのに、気付けばだれかと言い争う妄想をしていることがあることに、自分の異常性を感じてしまいます。そして、僕の目指す本当の自分に出会うためには、この悪魔と戦わなければいけないと思いました。

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自分を愛せていればこんな妄想は出てこないと思うのです

自分の心がしっかり満たされていれば、失敗しようとも、責められようとも、前向きに発想を転換できるようになると思っています。自分の中で何かもやもやした気持ちがあった時に、それを自分自身で取り除くことができれば、他の世界に頼ることなく自分自身で問題を解決していけるようになると思っています。

しかし、頭ではわかっていても、それを実践するということはなかなか難しいです。潜在意識を書き換えるというのは、それはある意味自分の脳を異常にすることと同じだからです。人間には恒常性という、平常を保つ機能があり、体温や心肺など、無意識に動かしている部分を安定して動かすために必要な要素だと言われています。そしてこの恒常性によって、いつもと違うことをしようとしたときに、これは異常な認識であると脳が判断すると、その認識が書き換わらないように元に戻そうとする力が働くと言われています。

自分が育った環境というのは自分の人生にすごく大きな影響を与えるとともに、それを変えるには大変な努力する必要があるのです。良い悪いは別として、僕の目指すしあわせのかたちに、こういった負の意識は必要ないのです。

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実際にやることは感謝すること

僕は自分の目の前の物を見て、誰かが一生懸命つくってくれたんだろうな、と考えるだけで生かされているというありがたみを感じることができるようになってきました。

 

shirakabaouji.me

 

それの何がいいことにつながるのか?と言えば、自分の中の悪魔に入り込む余地を与えない、そういった負の妄想が出てこなくなる、過去の自分にするということに繋がってくると思うからです。無意識を自分の中の悪魔に渡してしまうと、無意識に悪い発想が生まれてきてしまい、結果的にしあわせの現実に繋がっていかないのです。

現実に起こることというのはすべて自分の頭の中で考えたことがそのまま投影されている、いわば鏡のような世界だという考え方があります。よく考えてみれば本当にその通りです。現実に存在するすべてのものは人の頭の中から生まれてきたものです。誰かが考え、行動し、そこにできたものをみんなが見ているわけです。

つまり考えること、自分という存在の元から変われなければ、しあわせの創造は難しいと思うのです。なので僕は、感謝の念をしっかり忘れずに持ち続けたいと思っています。

今日もこのような堅苦しい記事を最後までお読みいただき本当にありがとうございました。

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撮影地:中国杭州 西湖